哲学さんの素敵な解釈
素敵な知り合いの話。
その人は大学で哲学を教えています。(以下哲学さん)
哲学さんはいつも笑顔で楽しそうに私に話しかけてくれます。
「何故この人はいつもこんなに楽しそうなんだろう‥」
彼の話は難し過ぎてほとんど記憶に残りませんが、楽しそうに話している表情はいつまでも見ていたいな、と思うんです。
そしてある時、この人は解釈の天才だということに気づきました。
楽しいと思うから楽しい、悲しいと思うから悲しい。
哲学さんはかなり多くのものを楽しいものとして解釈しているのだと思います。
そこで自分にとってあまり良くないことが起こった時、それは本当に良くないことなのか、ということを考えてみました。
結果、多くの場合は今その瞬間の自分にとって不都合な出来事なだけであり、長い目で見るとむしろ得をしているかもしれない、ということに気づきました。
例えば友人が待ち合わせの時間に1時間遅刻してきた時。
この出来事に対して怒りの感情を持ちだすとキリがないのですが、こう考えてみてはどうでしょう。
私は1時間の自由時間を貰った
この時間をひたすら怒り続けるのもよし、自分にとって有意義なものにするのもよし。
この1時間でなにができるだろう‥
私はこのように考えると、すごく得した気分になります。
そして友人が来る頃には、怒りなんてものは一切ありません。
そんなことはありえない、怒りはコントロールできない、と言う人もいるかもしれません。
しかし私は、それも解釈だと思うんです。
自分が実践してみて、今までの自分がどれだけ固定観念に縛られていたのだろう、と感じたからです。
哲学さんのように自分にとって良い方向へ解釈することが習慣付いてしまえば、大抵のことを楽しく済ますことができるかもしれません。
以上です。
ありがとう哲学さん。
読んでいただきありがとうございました。